Column
『キューバの魅力』を(株)世界紀行 社員が語る

Column『キューバの魅力』を(株)世界紀行 社員が語る

 

■キューバ
キューバといえば、ダンス、ラム酒、葉巻、社会主義国、カストロ、ゲバラ・・・。のんびりとした中米の島国・キューバのイメージを挙げるとすればこういったところでしょうか。
他の国と比べ、決して遺跡や有名観光地が多いというわけではありませんが、キューバ独特の温かさや素朴さが訪れてみて初めてわかる魅力です。これまで数多くのお客様にご参加いただき、ご好評をいただいているキューバのコース内容やその魅力について社員が語りました。


(川崎):近年では、日本中の旅行会社がキューバの旅を発表してるといっても過言ではないくらい多くのキューバ・ツアーが出ています。
(横倉):実際に現地に行っても、特にハバナでは沢山の日本人グループを見かけるようになりましたよね。
(前田):キューバの旅はハバナ周辺だけを巡る8日間くらいから周遊型の13日くらいまでのコースがあるかと思いますが、適度に連泊も取り、急ぎ足にならない11日間がベストじゃないかと思います。
(湯田):たしかに、この日数が丁度良く感じますよね。
(横倉):都市部だけだとわからない、田舎の良さってあるように思います。
特にキューバの場合はサトウキビ畑ののどかな景色はカマグェイ周辺が多いですものね。
(宮本):あの辺りの景色は良いですよね!黒人奴隷のとても悲しい歴史があった場所なのですが…。
(湯田):キューバの歴史を知る上でも、やはりサンチャゴ・デ・キューバやトリニダー、そしてチェ・ゲバラゆかりのサンタクララも外せませんね。
(川崎):ところでキューバは社会主義国ですが、そのイメージするところとは違って随分と明るく感じますがいかがですか。
(横倉):もともとアフリカ人が持っていた底抜けの明るさとダンスの影響でしょうか。
(宮本):お酒の影響もあると思います(笑)。お酒といえばキューバはとてもカクテルの種類が豊富です。
モヒートやダイキリは日本でも有名ですものね。甘すぎなくてどれも美味しいのですが、個人的にはコーラとラム酒を割ったハバナ・リブレが気に入ってます。それから街中や一部のホテルではキューバ音楽やダンスを楽しめる機会もありますが、「これぞキューバ!」という感じがして良いですよね。
(川崎):特に彼らの腰使いが凄いです!
(湯田):それと、意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、キューバは中南米で断トツに治安が良い国なのです。インフラがまだ整備されていないので、夜になると街灯がない場所も多いのですが、車を持っていない人が多いので、向こうの人たちは夜間でも気軽にヒッチハイクをしていますね!治安が良いので、それで事故や事件に巻き込まれることもほとんどないと現地ガイドも話していました。
(川崎):それは凄いですね。社会主義国のキューバですが、給料とかはどのようになっているのでしょうか。
(前田):どのような職業でも給料はほぼすべて均一で極端に低いようです。お医者さんも政治家も学校の先生も1ヵ月日本円で3000円以下だと言っていました。その代わりに配給制があるのですが、なかなかそれだけでは十分ではないようです…。
ですが、以前と比べて個人営業の自由化が徐々に進み、少しずつ格差が生まれているのもまた事実みたいです。
(宮本):その分、学費も医療費も無料ですけど、観光客にまで無料診療はできないということで、外国人には海外旅行保険の加入を義務付けているのですね…。
(横倉):アメリカの傀儡政権と戦うために登場したフィデル・カステロ氏はすでに引退して、現在は弟のラウル氏がキューバを率いています。ところでお兄さんは本当に国民に愛されていますよね。3時間以上にわたって演説したこともあるようですが、政治家の長い演説にも関わらず、国民はちゃんと聴いていたようですよ。
(湯田):ラウル氏がキューバとアメリカの関係を改善するために、昨年なんと54年ぶりに国交を回復しました。今年に入りアメリカとの距離が一層近くなっているでしょうね。アメリカ人観光客が押し寄せる前に是非行っていただきたいです。
(前田):アメリカとの関係が悪い間は、ソ連や中国からの少ない援助で国を運営していましたが、今後はアメリカ資本の流入が加速することが予想され、近い将来には「古きよきキューバ」の姿が変化していくかもしれません。
(横倉):確かにその通りかもしれませんね。アメリカ企業の広告が街中に並ぶ前に、少しでも早い時期にお出かけいただきたいと思います。ただし、カリブ海に面するキューバは4月から10月まではハリケーン・シーズンですので、11月から3月の間が観光におすすめです。

2018/11/16発
『情熱の国・キューバ横断の旅』はこちら