Fin.【黄金のベンガル】
バングラデシュ周遊とシュンドルボン・クルーズの旅 10日間

Fin.【黄金のベンガル】バングラデシュ周遊とシュンドルボン・クルーズの旅 10日間
↑ シュンドルボンのカワウソ漁(イメージ)

※こちらのツアーの募集は終了しました。

2020年1月28日(火)発~2月6日(木)着  10日間…¥392,000

一人部屋利用追加料金 ¥49,000

◇◇◇ 黄金のベンガルを往く ◇◇◇

 8世紀~11世紀、バングラデシュは東南アジア(特にインドネシア、ビルマ、カンボジア)、チベット、インド・西ベンガル州に影響を及ぼす仏教の一大中心地でした。この地を治めたパール王朝の庇護下で、インド後期密教がもっとも栄え、仏教発信の一大センターとして周辺国の学僧が集まる大仏教国でした。

 今回のコースでは、パール王朝が統治した時代の世界遺産のひとつである「パハルプルの仏教寺院遺跡」や「仏教都市遺跡モハスタン」、そして『黄金のベンガル』を象徴する大自然シュンドルボン、ベンガル地方に花開いたイスラムの栄華を偲ばせる「モスク都市バゲルハット」へと3つの世界遺産を巡ります。旅のハイライトは『黄金のベンガル』を実感できるシュンドルボン・クルーズです。森の静寂と街の喧騒、バングラデシュの2つの魅力をお楽しみください。

 

パハルプルの仏教寺院遺跡★

ベンガル地方はアショカ王のマウリヤ帝国に代表されるように仏教隆盛の地でした。このベンガル地方で歴史上最も栄華を誇ったのが8世紀から12世紀に栄えた大仏教王国・パーラ朝です。パハルプルに残るソーマプラ大ヴィハーラはパーラ朝の仏教の中心であり、この大僧院には17世紀まで多くの巡礼者が詣でたといわれています。曼陀羅の世界をそこに求めたソーマプラ大僧院の四角形の左右対称の仏教建築様式は、ミャンマーのパガン朝やカンボジアのアンコール朝の建築にも大きな影響を与えました。インド亜大陸における仏教文化の壮大な最後の華です。

インド亜大陸最大規模の仏教僧院跡 パハルプル遺跡

バハルプルのテラコッタ

A

★バゲルハットのモスク都市★

15世紀前半、トルコ系の将軍であり、のちに王、そして聖者になるハーン・ジャハーンが原野を切り開き建設したイスラム新都市ハリファタバードの都市廃虚です。18世紀末まで存続していましたが現在はモスクのみが近くのバゲルハットの村人により利用されています。360のモスクが造られたため、「モスク都市」とも呼ばれます。サイクロンの雨水を素早く落下させるため丸屋根ドームを連続させたベンガル・ルーフと名付けられた屋根がここで考案され、これがのちにムガール帝国の建築に影響を与えました。

イスラム都市遺跡・世界遺産バゲルハット

 

★シュンドルボン★

ベンガル語で「美しい森」を意味し、スンダルバン、又はシュンダーバンズとも発音されます。シュンドルボンは世界最大のデルタ地帯であるガンジス川の河口地帯に位置する、世界最大のマングローブの森で、東京都の約3倍の天然大森林地帯です。豊かな水と緑に満ちあふれたこの地を、かつてインドの詩人タゴールは「黄金のベンガル」と歌いました。数千の川、水路、入り江が複雑に入り組み、サル、ワニ、ベンガルタイガー、カワウソ、川イルカ、そして260種以上の鳥類など動物たちのかけがえのない楽園となっています。

ベンガル湾にほど近いカトカ野生自然保護区の中へは、小さなボートに乗り換えて訪れます。

シュンドルボンの伝統的なカワウソ漁

 

シュンドルボンの夕陽

城壁都市・モハスタン

見事なテラコッタで飾られたヒンドゥー教寺院群が池に美しい姿を映すプティア

ボグラ名物のヨーグルト・ドイ

カオスの国・バングラデシュを象徴するショドル・ガット(ダッカ)

ダッカのCNG(オートリキシャ)~ご希望の方で試乗します

 

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