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【美しい銀飾りの苗族の村と侗族の風雨橋】
  菜の花満開~春の貴州省周遊の旅 8日間

Fin.【美しい銀飾りの苗族の村と侗族の風雨橋】  菜の花満開~春の貴州省周遊の旅 8日間

 

                              長裾苗族(イメージ)

※こちらのツアーの募集は終了いたしました。

2019年3月15日(金)発~3月22日(金)着  8日間…¥282,000

一人部屋利用追加料金 ¥39,000

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☆貴州省☆

平均海抜1000mの貴雲高原にあるため『四時如春』といわれる常春の気候です。カルスト台地が省内の3分の2の面積を占めるため、森林カルストの荔波やカルスト瀑布と呼ばれる黄果樹の滝など美しい自然に恵まれています。16の少数民族が暮らすため、『十里不同風百里不同俗(所変われば品変わる)』といわれるように地方文化色が変化に富んで豊かな土地です。今回のコースでは春の菜の花もお楽しみいただきます。

西江千戸苗寨(ミャオ族の村)と長裾苗族

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☆苗族(ミャオ族・モン族)の村『西江千戸苗寨』☆

 

 今回訪れる西江寨は雷公山[2179m]の麓に位置し、1300弱の世帯に約5400人が暮らし、その99%が苗族で占められ、伝統的な高床式の黒っぽい家並みが山の斜面を幾重にも重なり肩を寄せ合うように連なっていることから「千戸苗寨」と呼ばれています。世界最大の苗族の村であり、文化人類学者たちによれば山奥で交通が不便なことも幸いし漢民族など外来文化の影響を受ける以前の苗族オリジナルの文化を最もよく保存している村と考えられています。村の歴史はとても古く、はっきりしているものだけでも紀元前559年の初期集落にまで遡ることができます。江西省あたりの長江流域で稲作を営んでいた苗族は漢民族の南下に伴い西へ移動し、ここ西江に定着する以前にすでに現在見られる苗族文化を形成していたと考えられています。(一方、漢民族の南下を避けて長江下流域から東へ移動し海を渡った苗族が、奄美あたりから日本に稲作を伝えたとも考えられています。)

苗族は中国で最も衣装にお金をかける民族であり、3~5kgの重さの銀飾り、芸術的な刺繍ろうけつ染めが三大伝統手芸です。高い名声を得ている銀細工が特に特徴的で、少女から大人まで女性たちは華麗な銀冠銀の角銀の「鳳のスズメ」などで美しく頭を飾ります。 西江では大きな銀の角が有名でこれは水牛の角を象徴しています。この地域の苗族は別名ロングスカートの苗族と呼ばれています。細い皺のスカートを幾重にも腰に巻きつけて腰回りをとてもふくよかに見せます。短いスカートの上から前の長い腰巻きは膝まで垂らし、後の腰巻きは踵まで垂らします。花柄のベルトを結んで8本の花を後ろに垂らします。青い布でズボンのように足で締め刺繍をした婦人靴を履きます。頭には「鳳のスズメ」の銀のかんざしをつけて最後に各種の銀細工で身体を飾ります。「長いスカートの苗族」と呼ばれていますが実際にはスカート自体は短いので、正確には「長い裾の苗族」です。 歓待の進門酒、歓迎の唄と踊りの歓迎式や男性の吹く蘆笙(ろしょう)も苗族の伝統文化です。

*苗(ミャオ)族は漢民族による呼び名(蔑称)で、本来はモン族です。北ベトナムやラオスに暮らすモン族は、モンゴルの中国征服の過程や清朝との争いの中で南へ移動した同じ民族の人たちです。

黄果樹瀑布

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貴陽郊外の春(イメージ)

 

世界遺産・荔波/小七孔

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世界遺産・荔波/大七孔

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侗族の肇興村と鼓楼 

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☆侗族(トン族)の村『肇興』の鼓楼群☆

   侗族世界で最も早く人工林をつくった民族で、そのため木造建築造りに優れています。村の広場には上部に太鼓を備え付けた八角形の基盤を持つ重層の塔『鼓楼』があり、村の外れには決まって『風雨橋』があります。風雨橋は別名、花橋といい、釘を一本も使わずに作られています。橋には雨での腐食を防ぐため瓦屋根が掛けられ、3段から5段の楼閣を持ちます。劇場であり村の集会場でもある『戯楼』も木造で、この3つが侗族の村の特徴です。濃い藍染めの繻子織(しゅすおり、サテン)の民族衣装と銀の服飾りも伝統です。

今回ご紹介する肇興は中国で最も大きく最も歴史のある侗族の村で、通常1つしかない鼓楼を5つ持ちます。それぞれ仁・義・礼・智・信と名づけられた鼓楼群は建築芸術のおける侗族文化の結晶です。村は全ての建物が黒瓦の木造建築で、4つある風雨橋も独特な風格があります。

 

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